『ゲゲゲの老境三昧』 水木しげる

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 水木しげる: ゲゲゲの老境三昧 水木3兄弟、合わせて270歳

3人合わせると270歳という水木しげるとその兄、弟にインタビューした本である。

長男は未だにほぼ毎日水泳をしているし、三男はゴルフに夢中だし、次男の水木しげるは散歩以外は特に運動をしていないようであるが、みんな好奇心旺盛ですごいじいさんたちであるがう。水木しげるも個性的な人物であるが、兄、弟も負けず劣らずおもしろい。特に兄はドラマ「ゲゲゲの女房」でも風変わりな人間として描かれていたが、その通りのようで、海外旅行にも数十回でかけ、なんとリビアまで訪れている。弟はドラマ通りごく普通の人のように思えるが、ゴルフコンペを1400回以上主催するなど人並み外れたエネルギーの持ち主のようである。

やはり90歳近くまで元気で長生きをする兄弟と吾輩は、何も重なることはないように思ったが、一つうれしいことを見つけた。

吾輩は寝ることが大好きなのであるがこの兄弟たちもよく寝ているそうである。やはり寝ることは大事なのだなあとその他健康に大切なことはすっ飛ばして、安心して寝ようと思ったがう。そして、好物にさつまいもが出ていたので、吾輩も大好物のさつまいもを焼き、芋ケンピを常備し、ついでにジャガイモもありとあらゆる方法でよく食べ、よく眠りたいと思ったがう。

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『昭和の終わりと黄昏ニッポン』 佐野眞一

あけましておめでとうございますがう。

昨年はニフティの仕様が変わってアマゾンのリンクがつかなくなったので、すっかりへそを曲げてしまった。また、こつこつ貯めていたポイントも全く使える代物でなかったと知り、それ以来、全く更新をしなかったがう。
吾輩もアメブロに変えようと思ったのであるが、それもめんどくさくなったので再びニフティで更新することにした。よろしければ今後ともよろしくお願いしますがう。

2011年は本当に大変な年であった。いろいろあった年末年始に読むならこの本しかないかなと思い、もうすっかり遠くなってしまった昭和の終わりに思いを馳せた。
思い返すと、本当に昭和の頃の日本人は元気だったがう。調子に乗っていて、クマの吾輩は見ていてはらはらしたこともあったが、「今日より明日のほうがいい日になる」という何の根拠もない希望をもてた時代であった。平成も早二十数年が過ぎ、改めて今は希望のない時代なのだということを噛みしめたがう。

それでも、電気がなくとも昼は本は読めるし、歩き回れば暖かい。夜は布団にくるまってのんびり楽しく生きることはまだまだできる。そういう希望のない時代なりの生き方をするがう。

昭和の終わりと黄昏ニッポン Book 昭和の終わりと黄昏ニッポン

著者:佐野 眞一
販売元:文春文庫
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『レディー・ジョーカー』 高村薫

テレビでグリコ・森永事件を扱っていた番組を見たがう。

その番組がとても面白かった。そして再現ドラマが終わった後に、事件についての対談部分に高村薫がでていたので、この本を読んでみようと思ったのだが、この緻密さに唸ってしまった。もちろん事件に着想を得ているだけで、実際の事件とはかなり違うが(といっても犯人が捕まっていないので未だにどんな事件なのか全貌は明らかになっていない)日本社会全体の矛盾を掬いつつ、社長の仕事ぶりや競馬のことなど膨大な資料を操って書いているのがよく分かるがう。

特に事件が起こる前の部分がよい。社会からはじかれた人間たちが集まり計画の実行へ駆り立てられていく、まるでドストエフスキーの『悪霊』の世界のようである。

ということで吾輩は今、高村薫の本をむさぼっておる。どれも長いので読みごたえがあるがうよ。

Lady_4 レディー・ジョーカー (新潮文庫)

著者:高村 薫
販売元:新潮社
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『白夜を旅する人々』 三浦哲郎

東北出身ということや、亡くなってから約1年が経つということで最近「三浦哲郎」に関する記事をよく読むがう。

敬愛するシカ先生が三浦哲郎ファンでこの『白夜を旅する人々』を半年以上前に貸して下さっていたが、ありがとうございますとぺこぺこお礼を言ったものの、全く興味がなかったので部屋に放置したままであった。

新聞記事を読んで急に興味がわいてきたので、以前10ページほど読んでしんきくさい物語に飽きてしまったところをもう一度初めから読み直してみた。すると途中からあまりのおもしろさに中断できなくなり、6時間ぐらいで一気に読んでしまったがう。

強く心に残ったのは、主人公の兄妹たちに忍び寄る悪意である。大体ほんとうの差別というのは直接誰かに何かを言われるのでなく、自分自身が差別されても仕方がない人間なのだと思わされることだと思うがう。その戦いようのない偏見に絡め取られ自ら死を選んでしまう兄妹たち・・・哀しい物語であった。

白夜を旅する人々 (新潮文庫) Book 白夜を旅する人々 (新潮文庫)

著者:三浦 哲郎
販売元:新潮社
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『植物はヒトを操る』 いとうせいこう×竹下大学

タイトル通り、植物は子孫を残すために虫や動物を利用しているが、それと同様に今地球上で一番利用しがいがあるヒトを利用し繁栄しているのである・・・という内容の本がう。

竹下さんは思春期の頃ムツゴロウ王国で働きたかったそうなのだけれど、動物は言うことを聞いてくれないので、アサガオを育てることに熱中したそうである。それがきっかけ新しい品種を生む育種家になったという話だった。しかし自分が植物に関する仕事を選んだというより、植物の思惑にのせられてこの仕事をしているのではないかと思うことがあるそうである。植物おそるべし。

そういえば吾輩も知らない間に体中にいろんな種を付けられて図らずしも植物たちのためにせっせと働いてしまっているがう。おいしい実をむしゃむしゃ食べているようで、それも植物の繁栄のために利用されているのかもしれないがう・・・と考えさせられて面白い本であった。

植物はヒトを操る Book 植物はヒトを操る

著者:いとう せいこう,竹下 大学
販売元:毎日新聞社
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『佐野洋子対談集 人生のきほん』

すっかり梅雨になってしまったがう。雨も風も嫌いで巣穴から出られない。なんでも聞くところによると台風もやってきているらしい。まだ5月だというのに、台風め気が早い。

仕方がないので散歩もせずに久しぶりに読書がう。昨年亡くなった佐野洋子さんと、大学の後輩でもある西原理恵子、リリー・フランキーの2人とそれぞれ対談している。実は吾輩、『100万回生きたねこ』の話のよさが今までよく分からなかったのだが、西原理恵子の話を聞いてやっと分かったがう。最近仏教の本も読んでいるので、それも合わせて「幸せに死ぬ」という意味が心に響いたがう。

佐野洋子対談集 人生のきほん Book 佐野洋子対談集 人生のきほん

著者:佐野 洋子,西原 理恵子,リリー・フランキー
販売元:講談社
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100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1)) Book 100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))

著者:佐野 洋子
販売元:講談社
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